意外に知らない塩のことその3、日本の塩の歴史と専売制
日本の塩の歴史と専売制 世界の塩の歴史 ヨーロッパでは紀元前1000年ごろからすでに岩塩の採掘が行われていたことを示す岩塩採掘の遺跡が発見されているそうだ。 塩は、人の生命維持に欠くことのできない貴重なものであるがために…

日本の塩の歴史と専売制 世界の塩の歴史 ヨーロッパでは紀元前1000年ごろからすでに岩塩の採掘が行われていたことを示す岩塩採掘の遺跡が発見されているそうだ。 塩は、人の生命維持に欠くことのできない貴重なものであるがために…

塩の生産量と用途 塩の原材料と種類 岩塩 地殻変動で海水が地中に埋まり海水の塩分が結晶化し地層となったもの。岩塩は地中の岩塩層から掘り出した塩。 直接掘り出す乾式採掘法は、不純物が混じりやすく、また硬いので食用には適さな…

食用塩の定義と製塩用語の基礎知識 なんと、人間は、塩を摂取しないと生きていけないのに、国が定める食塩に関する法律や規定、基準はなく、いわゆる業界団体だと思われる食用塩公正取引協議会が決めた「食用塩の表示に関する公正競争規約」という…

焼きものはウソはつかんが、漆塗りはウソをつく ネット上で見つけたのだが、某局の朝の連ドラの話らしい。 「焼きものは失敗したところも上手くいったところも、焼けばそのまま器に出てくるが、漆塗り、特に輪島塗は、何度も何度も塗り重ねるの…

土佐の山塩小僧 高知県四万十町、海抜170m程の旧大正町の山あいの、すぐ傍を流れる四万十川に注ぐ小川脇の元田んぼで「山塩小僧」という完全天日塩(加熱して煮詰めず、天日だけで製塩する)をつくっておられる方がいらっしゃる。 岩塩…

ホンモノのみりんとは? ホンモノのみりんとの出会い もう何年も前のこと、葦の堆肥を使った循環型農法による古代米作りにより、日本人で初めてスローフード大賞とアジア初の審査員特別賞を受賞した武富 勝彦(たけとみ かつひこ)さんがこだ…

そもそも、砂糖は和食の調味料なのか? 筆者は、実家が食べもの商売をしていた関係で、食事時には両親が忙しく、子供の頃から自炊をしていたが、砂糖やうまみ調味料の類が無くても調理に困ったことはない。今でも、どちらも自分の家には置いていな…

和食の調味料、日本の調味料といえば、何だろう? 和食の基本調味料 一般に、和食の基本調味料「さしすせそ」とは、「砂糖」、「塩」、「酢」、「醤油(せいゆ)」、「味噌」のことを指すようだ。 昔から、煮物を作るときには、この順番…

「和食」=「日本人の伝統的な食文化」の背景 「和食」とは、「日本人の伝統的な食文化」であり、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」であるという定義に異論のある人は少ないだろう。 https://c…