山田 実加(やまだ みか)さん/パティシエ・名古屋文化短大教授

COREZOコレゾ「パティシエでMBAを取得し、スイーツを通じて日本の伝統と人をつなげる活動を続ける、めっちゃベッピンで『おっとこまえ~』なセンセ」賞

山田 実加(やまだ みか)さん

プロフィール

愛知県生まれ。

中京大学大学院 ビジネス・イノベーション研究科 修士課程修了後、渡欧。パリ・リッツ・エスコフィエ料理製菓学校、ホテルリッツ グランド・パティスリーをはじめパリのパティスリーでフランス菓子の研鑽を積み、ベルギーにてお菓子教室を開講。帰国後、フランス料理店にてシェフ・パティシエとして勤務。

2005年より名古屋文化短期大学にて教職につく。

2017年、同短期大学 食生活専攻 カフェ・製菓クリエイトコース 教授。

製菓実習と理論、メニュー開発、食経営などを担当。その他、テレビ愛知「とれたて!」をはじめ、テレビ・新聞など多彩なメディアで活躍。

ホテルリッツにて学びパティスリー等で研修後、ベルギーにてお菓子教室を開設。洋菓子を専門とする。

経歴・実績

2013年~高校生抹茶スイーツ選手権アドバイザー就任

2014年 中部圏社会経済研究所 発酵研究会 研究委

2015年4月 『発酵×スイーツ』出版、地元愛知県の醸造文化について、またそれらを使用したスイーツのレシピを掲載。

2015年5月 ミラノ国際博覧会にて愛知県西尾市、名古屋市、愛知県のウィークへ参加。西尾の抹茶を紹介。同地にて中部圏社会経済研究所主催、発酵文化のシンポジウム登壇。

2016年 竜の子街道プロジェクト新商品開発業務受託(西尾市、碧南市、半田市、常滑市)

2016年 第7回全国しょうゆサミット(碧南市) 白しょうゆレシピコンテストアドバイザー

2016年10月 東海発酵文化研究会主催フランス・ボルドー発酵文化のシンポジウム登壇

2016年 岐阜県山県市新商品開発アドバイザー

2017年 ユニー(株)スイーツアドバイザー

2017年 愛知県離島振興事業 アドバイザー

2017年 (一社)西尾市観光協会 新商品開発アドバイザー

受賞者のご紹介

山田さんとは、2016年11月、碧南市で開催された「醤油サミット」の懇親会の席が同じテーブルだったのがご縁で知り合い、フェイスブックでつながって、スイーツを通じて多彩な活動をしておられるようだ。

何故か、ある事業で甘いものが苦手な筆者がスイーツ開発業務をすることになり、スイーツ関係の知り合いは山田さんしか思い浮かばず、共通の知人であるブラおやぢこと、蜷川さんを通じて、外部専門家としてのアドバイザー業務を依頼したところ、快く、お引受け下さった。

勤務先の名古屋文化短期大学を訪問した際、どのような授業をしておられるのか、尋ねると、授業を通して、産学連携でテーマに沿った商品を開発したり、スイーツを通して日本の伝統と人をつなげる活動(講座・レシピ開発・コンテストなど)への参加など、学生が実践的な開拓力を身につけることが出来るようにしている、とのことだった。

ー渡仏された経緯は?

パティシエを目指したときから、パティシエとして勤務3年後にフランスへ行くと決めていました。

ーフランスにはどれぐらいの期間?

下見期間として、大学2年のころから1年に2度、就職後は、1度〜2度、フランスに行ってました。留学期間は1.3年ぐらいですね。

ーパティシエとして就労した経緯は?

紹介です。

ー仏語の習得は?

日本では、第3ヶ国語でフランス語を専攻していました。就職後は、語学学校には通えないので、テレビ電話等で学び、渡仏後、語学学校に通いました。

ーフランスでの研鑽で得たものは?

一言ではいいきれませんが、アイデンティティ、それに、意思と意志でしょうか。

ーベルギーでお菓子教室開校された経緯は?

知人からの依頼です。

ーどれぐらいの期間?

不定期に開催していました。

ー対象は?

日本人を含め、国籍は様々でした。

ー帰国されたのは?

全てのタイミングが合ったので。

ー帰国後、パティシエとして働かれた期間は?

おおよそ3年です。

ー短大で教鞭をとるようになられた経緯は?

次の職探しで履歴書を色んなところへ送り、アポイントが早かった順番です。

ーMBA(経営管理学修士)を取得されたのは?

短大の教員になって3年経過したので、新しい学びとして、マーケティングを選びました。

ー教員になられて良かったこと?悪かったこと?

これも一言では語れませんが、いつも、学びがあるということ。そして、学んだことは、全ての人を平等引き上げることはできませんし、人間1人の力は強いけれど、1人では何も出来ないということです。

ースイーツを通じた地域活性化、地域貢献活動するようになった経緯は?

豆腐業界の青年部と学生のコラボが最初です。MBAシンポジウムの知人から依頼がありました。事業が終わるとそれが実績になり、また次の依頼につながっていきました。

ー最も印象に残っている活動、事例は?

どのプロジェクトも印象に残っています。総合して、人の問題が多くあります。そして、その問題は多くの人で解決されます。どれだけ良いチームで取り組むかで結果が変わります。

ー今後はどのような活動を?

特に考えてません。今は、博士課程でいっぱい、いっぱいです。科学的根拠に基づく思考を修得するため、丁寧に考えています。

ー最終的にやりたい事は?

敢えて決めていません。今のフェーズから抜け出す時に次のフェーズが見えてくると思うので、行き着いたところが最終地点ではないでしょうか。

実際に一緒に仕事をしてみると、常にその業務の着地点を見据えておられて、プロセスの設定は的確で、アイデア、発想も柔軟かつ、豊富で、思考停止しているアホなおっさんどもには、選択肢を提示して下さり、それに、何より、対応が早く、すっごくテンポが小気味ええんですわ~。

 

筆者も含め、オンナの腐ったようなおっさんが多い昨今、COREZOコレゾ「スイーツを通じて日本の伝統と人をつなげる活動を続ける、ベッピンなのに、めっちゃ『おっとこまえ~』なセンセ」なのである。

COREZOコレゾ「パティシエでMBAを取得し、スイーツを通じて日本の伝統と人をつなげる活動を続ける、めっちゃベッピンで『おっとこまえ~』なセンセ」である。

最終取材;2017年9月

初版;2017年11月

最終編集;2017年11月

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