中島 健介(なかしま けんすけ)さん

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COREZO(コレゾ)「地域の農業や農村の活性化のため、直売所甲子園で日本一に輝く道の駅をつくり、消費者との交流を促進する農家」賞

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中島 健介(なかしま けんすけ)さん

プロフィール

福岡県八女市

有限会社道の駅たちばな 代表取締役

農家民宿「大道谷の里」 経営

ジャンル

食づくり

農業

まちづくり

経歴・実績

2005年2月、道の駅たちばなをオープン

2011年、直売所甲子園2011で最優秀賞

受賞者のご紹介

中島 健介(なかしま けんすけ)さんは、先祖代々、農業を営み、奥様の加代さんと農家民宿「大道谷の里」を運営し、道の駅たちばなの代表取締役社長も務めておられる。

道の駅たちばな

―中島さんは「道の駅たちばな」の社長もされているんですよね?

「ハハハハ、そうです。ま、たまたま、そうなっただけで…。立花は、ミカンの生産地で、タケノコやキウイ、梅などのおいしい農産物もある。この農業力を活かすべきです。でも、生産者と消費者の思いは、直接繋がっていませんでした。」

「旬のおいしさを消費者に直接届けたい、皆んなと楽しい農業をつくりたい、という思いが農家の仲間と次第に高まっていました。当時、九州でも直販所がポツポツでき始めていましたが、中でも福岡にある直売所が大人気になっていました。そこで、自分たちも生産者が消費者に直接販売できる直売所を作ろう、と仲間たちと決意しました。」

「その頃、八女市との合併の話があり、立花町で自慢できるものを残したい、という思いもあって、行政の支援で、道の駅構想がスタートしました。」

「開業準備の2年間、あらゆる直売所や道の駅を視察に行き、勉強に励みました。『招竹梅でおもてなし』を合言葉に、特産のタケノコ、梅を中心に、みかん、キウイ等の採れたて果実や手づくり弁当など地元で生産した、ここにしかない、旬のおもてなしの商品等を盛りだくさん揃え、生産者が対面販売するというコンセプトを掲げて、2005年2月、道の駅たちばなをオープンしました。」

好調なすべり出し

―で、売上の方は?

「それが、オープン直後から駐車場に入りきれない車の列ができて、初年度は約3億5,000万円、07年度は4億6,000万円とで右肩上がりで推移しました。」

―その成功の要因は?

「立地もよかったのだろうと思いますが、ここがオープンしたのは立花のお祭り、九州三大梅林の一つである谷川梅林で開かれる『観梅会』にあわせた2月でした。3万本の白梅がた山肌を覆い尽くして雪化粧をしたように美しいのですが、2月の寒い時期に店頭に並べる野菜がなかった。そこで、玉葱の他、冬野菜を地元の農家の方にたくさんつくってもらいました。」

その場で採れたての筍を大釜で茹でるサービス

「それから、春先には、地元でとれた飛びっきり新鮮なタケノコが並びます。購入して下さったお客さまには、その場で採れたての筍を大釜で茹でてお渡しするサービスをしたところ、これが大好評で、タケノコを茹でている時のあの春の薫りがいいんですね。」

「直売所は作ったものをその場でお渡しできる場ですから、消費者の皆さんには、採れたてを安心して食べて頂くことができますし、素材が持つ本当の美味しさを知って欲しいと願っています。そういう取り組みを仲間たち全員で徹底してきたからではないでしょうか?」

直売所甲子園2011で最優秀賞

一「直売所甲子園」で優勝されたとか?

「全国直売所研究会というところが主催している『直売所甲子園2011』の決勝審査に残り、全国から参加した92の直売所の中から、最優秀賞の農林水産大臣賞に選ばれました。女性農業者を中心に手づくりにこだわった商品構成や、地域の子どもたちを巻き込んだ食育活動など多彩な取り組みが評価されたようです。」

「当時、道の駅たちばなをオープンして、7周年目を迎え、まだ、右肩上がりの状態でしたが、全国に15,000以上の直売所があると云われる中、競争も激化し、今後の人口減など、厳しい現実もあります。現状に甘んじることなく、挑戦し続けることで、見えてくるものもあるのではないかと思い、応募をしましたが、優勝したこともさることながら、他所の取り組みを拝見して、大いに刺激を受けました。」

地域の農業や農村の活性化に繋がる、交流の場

「直売所とスーパーの違いは、お客様と交流ができることです。お客様と会話をすることで、つながりを深め、道の駅たちばなのファンとなって頂くことで、地域の農業や農村の活性化に繋がる、交流の場にしていきたいと思っています。」

さまざまな交流イベントを開催

―どんなことをやっておられますか?

「さまざまな交流イベントを開催しています。毎週土日には、地元のお茶生産者が八女茶の魅力を知っていただけるように対面での試飲販売、また、新米の時期には、米農家ひとりひとりが新米を竹炭水で炊き上げ、品種毎、農家毎の美味しさを知ってもらう試食会、立花で採れたこん にゃく芋を使って、生産者が作り方や食べ方を伝授する『こんにゃく作り教室』、大釜で茹で立てのこんにゃくの販売会等々も開催しています。」

秋の大収穫祭

「それから、毎年11月には、『秋の大収穫祭』を開催しています。イベント広場には、大きな収穫ツリーに生産者からの贈り物をたわわに飾り付けます。 出荷者が秋野菜や加工品だけでなく手芸品や工芸品などいろいろな自信作を出品する『自信作なんでもコンクール』も開催します。コンクールの後には、出品作をオークションで販売するなど、消費者と直接触れ合うことが出来る、生産者にも消費者にも大人気のイベントになっています。」

6次産業化への取り組み

「さらに、6次産業化への取り組みとして、八女産の農産物を利用した加工品の試作や開発を行っています。試作販売会では、消費者のアンケート調査を行い、ニーズに合わせた新商品開発に役立てています。例えば、梅農家のグループは、甘酸っぱい完熟南高梅の美味しさを伝えようと、梅干以外の加工品作りに取り組み、『梅心(うめごころ)』と『甘梅酢』を開発しました。また、農商工連携にも取り組んでおり、『梅干もろみ』と『たけのこもろみ』は、商工業者と開発した商品です。」

開業10周年を迎えて

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―今年で10周年ですか?

「はい、そうです。道の駅たちばなという地域の財から、いろんなものが派生してくる未来を信じて、これからも、10年先が『どうなるか』ではなく、『自分たちでこうやるんだ』という気持ちで頑張っていきますよ。」

いつも、とびっきり明るい健介さんと加代さんご夫婦から元気を頂いている。このお二人がいらっしゃる限り、立花町の農業と農村の未来は明るい!

COREZO(コレゾ)「地域の農業や農村の活性化のため、直売所甲子園で日本一に輝く道の駅をつくり、消費者との交流を促進する農家」である。

お詫び

本年度、ご紹介ページ作成者の都合により、作成に充分な時間が取れなかったため、ダイジェスト版として掲載させて頂きます。正規版は改めて作成、掲載させて頂きますので、何卒、ご容赦下さい。

中島 健介(なかしま けんすけ)さんに関するお問い合わせは

メールで、info@corezo.net まで

※本サイトに掲載している以外の受賞者の連絡先、住所他、個人情報や個人的なお問い合わせには、一切、返答致しません。

COREZO(コレゾ)賞 事務局

初稿;2015.11.25.

最終取材;2015.7.

最終更新;2015.11.25.

文責;平野 龍平

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