和田 武大 さん/和田萬 胡麻製品 大阪市・天満

COREZOコレゾ 「創業1883年、自給率0.1%以下の国産ごま栽培普及に取組み、ごまの風味を最高に引き出す高度な焙煎技術を武器に世界へ飛躍する五代目」 賞

和田 武大(わだ たけひろ) さん/和田萬

プロフィール

大阪市・天満

株式会社和田萬 代表取締役社長

胡麻製品 製造・販売

YouTube動画 COREZOコレゾチャンネル

「胡麻製品専業製造販売和田萬の取組み」和田 武大(わだ たけひろ)さん/和田萬①

「胡麻の風味を最高に引き出す和田萬の焙煎技術」和田 武大(わだ たけひろ)さん/和田萬②

「海外でも評価される和田萬の胡麻と高度な焙煎技術」和田 武大(わだ たけひろ)さん/和田萬③

受賞者のご紹介

1883年(明治16年)創業、ごま製品専業製造・販売 ㈱和田萬の取組み

和田 武大(わだ たけひろ)さんは、江戸時代から乾物商が集まる大阪・天満で総合乾物商から始まり、戦後、ごま製品専業となった「和田萬」の五代目。

ごまの栽培は上手く機械化ができず、使用が許可されているごま用の除草剤もなく、手作業が多く、手間がかかるため農家から敬遠され、今やごまの国内生産量は僅か0.03%しかなく、主により人件費の安い地域で栽培されるようになり、油用とごまとして食べる用があって、海外での産地は異なるそうだ。

国産ごまがこのままでは消滅してしまうのでは、という危機感から、2010年より自社でのごまの栽培を開始されたのだが、国内のごま生産者さんから直接買い付けているメーカーとして、生産者さんのご苦労も共有したい、という思いもあった。しかし、その当時の国産自給率は0.1%だったが、更に減り続けている現実がある。

ごまの風味を最高に引き出す和田萬の焙煎技術

和田社長は、家業には特に興味がなく、全国紙の記者をしておられたのだが、ある時、上司から取材の指示があり、出かけた先が「和田萬」だった。 叔父である専務から話を聞いて、国産ごまの取り扱いや焙煎技術等でおもしろいことをやってるな〜、と感じたことが家業を継ぐきっかけとなったそうだ。

ごまの風味を最高に引き出す和田萬の焙煎技術とは?

海外でも評価される和田萬のごまと高度な焙煎技術

2018年、社長を引き継いだ和田社長は、自社での国産ごまの栽培の他、自社製品の輸出にも取り組んでこられて、現時点では13カ国に拡がり、売上の約15%を占めるまでに成長している。最も多いのは米国だが、サラダやパスタ、ピザ、創作料理などに考えもつかない使い方をされていて、世界の有名シェフたちからも世界一の焙煎技術だ、とその評価も高い。

海外での評価が逆輸入されて国内でも再評価を受けることもあり、それも狙いのひとつだったと云う。

手に入れられる最高の味を知ることでその食品のおいしさや品質の基準が自分の中にできると思うのだが、ごまに関しては、国産ごまであっても庶民が購入できる価格なので、皆さんも是非とも焙煎技術世界一の和田萬さんのごまをお試しいただきたい。

COREZOコレゾ 創業1883年、自給率0.1%以下の国産ごま栽培普及に取組み、ごまの風味を最高に引き出す高度な焙煎技術を武器に世界へ飛躍する五代目」 である。

動画取材;2021.08.

文責;平野 龍平

コメント