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謹賀新年

2026年、あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
令和8年 丙午 元旦
平野 龍平 拝
協会の設立と事業の移管について
2012年、基本財産を出資して一般財団法人コレゾ財団を設立し、勝手に表彰を始めたCOREZO賞は、企業にパラサイトすることで報酬を得て、個人のポケットマネーで活動を続けて参りました。
パラサイト先企業は、定年延長の年齢を過ぎても雇用を継続してくださいましたが、とうとうお払い箱になって、活動資金源がなくなってしまい、勝手に表彰を始めたCOREZO賞ですから、どなたかの援助や支援に頼るのはお門違いですし、2024年度 第15回を最後に幕引きをするつもりでした。
ところが、有難いことに、COREZO賞の趣旨、活動に賛同し、ご協賛、ご支援くださる企業さま、個人の皆さまが現れて、活動を継続することになり、2025年度は、和歌山県龍神温泉で開催させていただきました。

設立以来、COREZO賞受賞者は、300名を超え、受賞者や本賞の趣旨に賛同してくださる皆さんの親睦団体としての運営を望む声も多くいただくようになりました。一般財団法人は、基本財産の維持が必要で、また、寄付金が主な収入源となりますが、寄付金での支出は経費計上できませんし、どなたかに引き継いでいただけるよう、2025年11月、基本財産や出資が不要で、会費での運営が可能な一般社団法人COREZO賞協会を設立し、同協会に一般財団法人コレゾ財団の全事業を移管して、COREZO賞顕彰事業他を継続し、同財団は解散致しました。
この先、活動を引き継いでくださる方が現れなくとも、年に1回でも、時々、COREZOホンモノの皆さんが心置きなく集える場として存続できるようなカタチに整えて参る所存です。
詳細は、「COREZO賞の今後」
2026年度表彰式は、東京・お江戸で、テーマは、「豊かな日本の食文化と江戸の粋(仮題) 」
6月6日(土)、歴史と格式のある如水会館(一橋大学の同窓会館)で開催予定
2026年度のCOREZO賞表彰式は、6月6日(土)、「東京會舘」日本料理顧問(前総料理長)鈴木 直登(すずき なおと)さんのご厚意により、東京會舘が運営する如水会館で開催する運びとなりました。
如水会館(一橋大学の同窓会館)は、歴史と格式のある場所であり、COREZO賞にとって、愛知県碧南市以東、初めての東京開催となります。協会組織に移行したこともあり、丙午の2026年は、COREZO賞がさらに飛躍できる年となるよう願っております。
「COREZOの逸品」と「江戸の粋」のコラボレーション
鈴木顧問からは、せっかく東京で開催するのだから、「日本全国のCOREZO受賞者の皆さんがが生み出す食材や調味料と、江戸料理を響かせ合ってはどうか」という、有難いご提案をいただきました。
「裏勝り(うらまさり)」の美学
江戸時代、参勤交代によって全国各地の食をはじめ、様々な文化が江戸に集まりました。江戸の町衆や料理人たちは、日本中から集まった「美味いもの」や「珍しいもの」をそのまま出すことを良しせず、手間をかけ、「野暮」を削ぎ落とすことで「江戸の粋」へと昇華し、独自の文化として根付いた歴史的な背景があります。「江戸の粋」は「見せびらかさないこと」にあり、例えば、七味唐辛子を直接振りかけるのではなく、香りを移した和紙で包むといった間接的な風味付けの技法があるそうです。
江戸の町衆は、幕府の贅沢禁止令に対して、「表は地味、裏は豪華」という「裏勝り(うらまさり)」の美学で応じました。着物の表地は質素な鼠色や茶色に抑えながら、ふとした拍子にのぞく裏地にこそと、極彩色の友禅や最高級の絹を忍ばせました。人に見せびらかすためではなく、自分のため、あるいは通(つう)な仲間にだけ伝われば良いという、反骨心と卓越した遊び心で、「隠すことで価値を高める」という粋な精神は、江戸料理の技法にも息づいています。
令和7年の叙勲にて「旭日双光章」を受章された「東京會舘」元日本料理総料理長(現顧問)の鈴木 直登(すずき なおと)さんは、和歌山龍神での祝賀懇親会の料理監修をしてくださって、季楽里龍神の料理人の皆さんとご一緒にCOREZO受賞者の皆さんの食材や調味料、地元食材をメインに使った郷土料理もご用意くださいました。

「江戸料理コーナー」と「郷土料理コーナー」
江戸ならではの料理を味わえる「江戸料理コーナー」だけでなく、地方から参加する受賞者の皆さんがご自身の地域の産品(めはり寿司、さんま寿司など各地の風土が詰まった逸品)を披露できる「郷土料理コーナー」もあったら楽しいよね、ということで、食材や調味料他をご提供くださるCOREZO賞受賞者の皆さんのご要望を伺いながら、献立を考えていきましょう、ということになりました。
料理の匠である鈴木直登さんが、全国から集まるCOREZOの逸品とどう向き合い、どのような「新たな命」を吹き込んでくださるのか、想像するだけで胸がワクワクします。
ご提案募集
詳細が決まり次第、随時ご案内して参りますが、食材や調味料、お酒はもちろん、COREZO賞受賞者の皆さんからご提供いただけるもの(例えば、紀州産しゅろたわし等の道具)や演出のアイデアなど、受賞者の皆さんからの「ご提案」を広く募集いたします。
下記のメールアドレスへお願いいたします。
info@corezo.net
皆さんのお知恵とご支援で、より楽しく、充実した表彰式・祝賀懇親会にできれば嬉しく存じます。

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