COREZOコレゾ賞を始めた5つの理由

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  1. 3.11の東日本大震災と原発事故が起こったこと
  2. 不都合な現実が世の中に溢れていることに気づいたこと
  3. 正しい、常識と思い込んできたことが必ずしもそうではないことに気づいたこと
  4. 大切なこと・ものがどんどん失われつつあることに気づいたこと
  5. 消滅しつつあるホンモノの選択肢をひとつでも多く子供たちに残したいと思ったこと

Contents

東日本大震災、福島原発事故

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2011年3月11日、東日本大震災、福島原発事故が起こり、文字通り、日本から世界中に大激震が走りました。真実が伝わってこないTV等の既存メディアだけでなく、個人が情報発信するネットメディアにも釘付けになり、自然、天災に対する無力感、いのちの尊厳、コントロールできないものに手を出してしまった人間の奢り、それを享受して見過ごして来た反省、焦燥感、無常感やさまざまな感情が交錯し、これまでとこれからを考えざるを得ない大きな契機となりました。

この国は豆腐屋一軒分の値打ちも無くなってしまった

2011年秋、「原発事故の後始末にはこの先、何十年、何百年もかかるだろう。もはやこの国は豆腐屋一軒分(丁と兆を掛けている)の値打ちも無くなってしまった。国家存亡の危機だ。不都合な真実、現実に目を背けて、子供や孫の世代にツケを押し付けてはイカン。何とかする方法はないか?」と、日本の行く末を憂いる古老に出会い、何故かその方の問いかけがずっと気になっていました。

旅行業に従事していた者が改めて日本全国を旅して気づいたこと

家業の外食サービス業を経て、25年以上旅行業に従事し、誰もが知っている有名なお笑い企業を最後に雇われて働くのを辞め、その当時知り合った方に連れられるような形で日本全国を旅しました。

仕事や添乗で、日本全国、海外も何十カ国と巡っていたのですが、いつも宿泊はホテルや旅館でした。知り合ったり、お付き合いをするのも観光関連の方たちがほとんどだったのですが、その方に会わせてもらったのは、それまで全く接点がなかった仕事や活動をしている方々ばかりで、泊めてもらうのもその方々の自宅という、都会人にはなんとも居心地の悪い環境に置かれました。

しかし、それはとても新鮮で貴重な体験であり、大きな刺激を受け、観光目的で、どの地方、地域に訪れても、ただの通りすがりに過ぎず、表面的な見かけしか見ていなかったことを痛感しました。

そして、地方で実際に暮らしている方々の生活に入り込めば入り込むほど、その地域の真の姿が見えてきました。

生産農家で食べた「ネギごはん」の美味しさは…

ある日、農家のお宅に泊めて頂く機会があり、朝食にご馳走になったのが「ネギごはん」。炊きたてのご飯に刻みネギをのせて醤油をかけただけなのですが、このネギが甘くてめっちゃウマで、何か栽培方法に秘訣があるのか尋ねると、

「何もないよ。ネギは食べる直前に抜いて刻んだだけだし、強いて言えば、ウチで食べる米や野菜には農薬も化学肥料もかけずに栽培してるぐらいかな…。」とのこと。

農家の常識って?都会と地方の常識、生産者と消費者の常識は違う

それ以来、知り合った農家の方々に尋ねると、農協に出荷しておられる農家では、ほぼ100%、出荷分と自家消費分は別に栽培しておられるようで、というのも、決められた農薬を決められた分量と回数散布していないと農協に出荷できないため、家族が食べる農作物は別に耕作して、できる限りかけないそうです。

立場や見方、視点によって、常識が非常識になったり、何が善で、何が悪か、何が成功で、何が失敗かも異なるのです。何が大切で、何が正しいのか、正解自体が世の中にはなく、それぞれの人の中にあり、要は、気がつくか、つかないか、気付いても、見逃すか、納得いくまで自分で調べ、考えて、確実に自分のものにするかどうかだ、ということに思い至りました。

消費を担当する「便利な都会」と生産を担当する「不便な地方」

地方の田舎を訪れて、都会と比べてより不便で、自然に近い地域で暮らす皆さんと交流してみると、人工物の中で便利な暮らしている都市生活者にはわからない、知らない、気づかない、見過ごしている「大切なもの・こと」が、たくさん見えてきます。

都会の常識は地方の非常識であったり、その逆もまた然りで、古来、資源に乏しかった日本で、自然に寄り添いながら、先人達が創意工夫をして進化させてきた伝統文化、産業、暮らしの知恵や技他が、それらを育んできた地域と共に消滅の危機にあります。

「このままではイケナイ!」と思うことようながたくさんあるのに、都会で暮らしているとそんな情報はなかなか伝わってこないのが現実です。今の日本を支えてきた世界に誇れるそれらの価値や素晴らしさにも気づかず、忘れ去られようとしているのです。

現場を見なければものごとの本質は見えてこない

普段食べておられるお米や野菜の生産現場をご覧になったことはありますか?

COREZOコレゾと思う、その道を極めようとしておられる受賞者の皆さんの生産、活動現場に実際に足を運び、ご本人からお話を伺うと、ネットや書籍、TV番組等、誰かも知らない第三者の目を通して提供された情報からは知り得ない、さまざまなものごとの本質が見えてきました。

そして、不明な点を調べ、ご紹介記事にまとめる地道な作業を重ねる毎に、新たな気づきや学びがあり、知らなかった事実が次々に浮かび上がってきました。

「くりもと地球村」にも、何泊もお世話になって、惜しくも若くしてこの世を去られた佐藤文彦さんからも多くの気づきや学びを頂きました。

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COREZO(コレゾ)「気づきのきっかけを創り、若者たちからも支持される、おっとこ前な自然循環農業」賞

元 くりもと地球村 クリモトファーム 代表 有限会社三穂グレイン 代表取締役

佐藤 文彦(さとう ふみひこ)さん

ホンモノの醤油とスーパー特売の1ℓ98円、水より安い醤油は似て非なるもの

ホンモノの再仕込醤油は、砕いていない丸大豆と小麦、塩のみが原材料で、仕込木桶や仕込蔵に棲みついた何10種類もの菌も参加する自然醗酵で醸造され、3年以上の年月が掛かりますが、安い醤油は、砕いた大豆からノルマルヘキサンという除光液のような薬品で化学的に油を抽出した後のカスである脱脂加工大豆を塩酸で中和、分解したアミノ酸液をベースに、単一の麹菌他を強化プラスチック等のタンクに仕込み、約3ヵ月間で醸造し、足りない旨味分はグルタミン酸ナトリウム、甘味は砂糖や甘味料、酸味は酸味料、コクととろみは増粘多糖類、色はカラメル色素で補い、日持ちするように保存料を加え、香りは醸造用アルコールと小量のホンモノの醤油で整えます。

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COREZO(コレゾ)「絶滅寸前の木桶職人復活プロジェクトを成功させ、ホンモノの醤油を醸造用の木桶から造れる、世界で唯一の蔵元」賞

ヤマロク醤油 代表取締役

山本 康夫(やまもと やすお)さん

ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食;日本人の伝統的な食文化」の未来は?

和食の文化を支えてきた日本独自の漬け物、納豆等の醗酵食品、味噌、醤油等の醗酵調味料の仕込み、日本酒醸造用の木桶は、戦後、酒造用だけでも100万桶以上あったのが、今や7千桶、しかも、製造できるのは大阪府堺市の藤井製桶所、1社を残すのみで、和食が世界遺産に選ばれたと浮かれている場合ではないのです。

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COREZO(コレゾ)「世界に誇れる日本の伝統的な醸造文化を守る最後の砦、桶屋で食える時代が若いモンに来ることを願い、技術の種を蒔く桶師」賞

藤井製桶所

上芝 雄史(うえしば たけし)さん

「経済」と「効率」、「利便性」や「快適性」を最優先する先にあるもの

「経済」と「効率」、「利便性」や「快適性」が最優先されて、企業はこぞって規模の拡大、グローバル化やユニバーサル化を図り、工業化や規格化、画一化が進んで、価格もどんどん下がり、誰もが購入できるモノが増え、消費者にも大きな恩恵をもたらしました。

しかし、その一方で、原材料を吟味し、手間ひまを惜しまず、真面目につくられてきたホンモノは、次から次へと大量に生み出される安直なマガイモノに席巻され、絶滅する危機にあります。

知らない間にホンモノを選択する権利や自由を失った私たち

その証拠に、いつの間にか大手流通チェーンではプライベートブランドが幅を利かせ、売っている食品は日本全国どこでも同じになってしまって、私たちは、知らない間にホンモノを選択する権利や自由を失い、ホンモノを知らない人が増え続け、安価な大量生産品は使い捨てられ、食品廃棄物に至っては、年間11兆円を超え、醤油は年間生産量の半分以上が廃棄されているそうです。

きっと、水より安い醤油は捨てても惜しくはないのでしょう。

多くの方々のご賛同とご支援、後押しがあって、財団設立

中でも、愛媛県で「えひめ千年の森をつくる会」で自然、環境保全活動を続けておられる鶴見 武道(つるみ たけみち)さん、恵子(けいこ)さんご夫妻が賛同して下さったことが大きな後押しになりました。

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COREZO(コレゾ)「できることを少しずつでも続ける、夫婦二人三脚の千年の森づくり」賞

えひめ千年の森をつくる会

鶴見 武道(つるみ たけみち)さん・鶴見 恵子(つるみ けいこ)さん

COREZOコレゾ賞のモノサシ=自分の子供たちがホンモノの選択肢を失っていいの?

一番のモノサシは、その方に自分の子供を会わせたいか、その方のつくったモノやサービスを自分の子供に食べさせたり、使わせたりしたいかです。

人気のラーメン店で修行された後、独立され、大繁盛店を何店舗も経営されている方にお目に掛かりました。

スープの材料には厳選した羅臼昆布、宗田節等々を惜しみなく使っているそうですが、最後にグルタミン酸ナトリウムと5′-リボヌクレオチドナトリウムを加えないと味が締まらない?と伺い、

ご自身が作り上げられた自慢のラーメンをお子さんに毎日食べさせられますか?と尋ねると、

「いや、ちょっと、それはできないですね。」とのご返答でした。

それがいいのか悪いのかはそれぞれのご判断にお任せします。

ホンモノの定義は、それぞれで納得するまで調べ、考えて、ホンモノかマガイモノかの違いを知り、見分けるモノサシを持てばいいことです。

ホンモノの選択肢を子供たちの世代に残すかどうかは私たち次第

ホンモノはホンモノのつくり手・担い手にしかつくれません。

せっかく、そんな「大切なもの・こと」を守り、育て、伝えている人たちがおられても、その価値をわかって買い支える消費者がいなければ、仕事や活動を継続することはできません。

結局、ホンモノを選択する自由と権利を守り、その選択肢を子供たちの世代に残すか残さないかは私たち次第なのです。

真っ当なことを当たり前に続けている人とそれを応援する人の目に見えないネットワークができれば、次の世代にもホンモノの選択肢を残すことができるはずです。

鑑定士の方が真贋を見分けれるのは、何年もホンモノを見続け、ホンモノに接し続けた結果

私たちもマガイモノやニセモノばかりに接していると、ホンモノがわからなくなります。

みりんは、元々、高級な甘口のお酒だったのですから、ホンモノのみりんは、飲んでもとてもおいしいのですが、巷に売っているみりんと呼ばれているシロモノをそのまま飲めるか確かめてみて下さい。

砂糖を使わず、ホンモノのみりんだけでつくったぜんざいは実に上品な甘さです。

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COREZO(コレゾ)「他で置き換えることはできない、お米本来の自然の甘さとおいしさを頑に醸造という伝承の技で引き出す、ホンモノのみりんづくり」賞

三州三河みりん 株式会社角谷文治郎商店 代表取締役

角谷 利夫(すみや としお)さん

「ホンモノ」のつくり手・担い手であるCOREZOコレゾ賞受賞者の皆さんを応援して下さい

まずは、百聞は一見にしかず、ご自身の五感で確かめて下さい。

COREZO(コレゾ)賞の受賞者の皆さんの中から、皆さんが共感、賛同できる「人」が見つかれば、その方の商品を購入して、食べたり、使ったり、応援することから始めて下さい。

COREZO(コレゾ)賞受賞者の皆さんがつくるホンモノの食、モノ、サービスのご紹介・販売サイト

COREZO.net

マガイモノを不買することは、誰にでもすぐにできる社会をよくする行動の第一歩

マガイモノとの大きな違いがわかれば、ホンモノには、「ウソのない真実」や「ものごとの本質」がたくさん詰っていることに気づくはずです。

売り手側の都合には騙されず、マガイモノを不買することは、生活者に復権して、買い手側から売り手側の意識を変え、誰にでもすぐにできる社会をよくする行動の第一歩です。

結局、ご自分の子供たちとご家族、ご自身を守れるのはあなただけ

実際に会って、話を伺い、自分の目で確かめて、今まで気づかなかったスゴい人たちが世の中にはたくさんいらっしゃることを知りました。

それを独り占めにしておくのはもったいないので、自分の子供に残してやるためにも、この「COREZOコレゾ賞」を勝手に始めました。

こちらの勝手な価値観で、勝手に選んで、受賞して頂いているだけのことであり、読んで下さるのも無視して頂くのもご自由ですし、どう受取って頂くかもごご自由です。

言い換えれば、この「COREZOコレゾ賞」はワタクシ個人の信頼できる人的ネットワークに過ぎません。

自ら生産現場に出掛けて、つくり手を確かめ、信頼関係を結ぶのが最善の方法だと思いますが、その手間や時間を惜しまれるのなら、ネット上には、情報は溢れ返っています。

誰かの言うことを鵜呑みにせず、他人まかせにしないで、ひとりひとりが現実に向き合い、何が「真実」で、何が「ものごとの本質」かを考え、見極め、ご自分のモノサシ・価値感を持って、ご自身のCOREZO(コレゾ)ホンモノという「人財」を見つけ出して下さい。

そうしてあなたの信頼できる人的ネットワークが拡がっていくと、新たな気づきや学びもどんどん増えるはずです。

ご自身に振り返ってみて、できることを、できるときに、できるだけやる、そういう人たちが増えれば、世の中も少しはよくなるのでは?

自分たちだけがこの先も勝ち組で生き残るなんてできないのです。

「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。」(魯迅)

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