COREZOコレゾ賞とは?

「権威なし」、「名誉なし」、「賞金なし」の三拍子揃った「三なし賞」

経済と効率を最優先する現代では、真っ当で当たり前なことをごく当たり前に続けている人たちこそ、貴重で、尊い存在です。

COREZOコレゾ賞は、そんな、コレゾ、ホンモノというつくり手、担い手の皆さんに受賞して頂き、ホンモノの食づくり、モノづくり、技、生活の知恵や文化を子供たちの世代に繋ぐネットワークを拡げる活動をしています。

「食づくり」、「ものづくり」、「住まいづくり」、「人づくり」、「地域・まちづくり」など、あらゆる分野、業種、職種で、

①考え方や取り組みが素晴らしく、
②真っ当なことを当たり前に続け、
③自ら楽しんで、他を否定せず、周りも笑顔にし、
④「大切なもの・こと」を守り、育て、伝える、
かけがえのない仕事や活動をしておられる

COREZO(コレゾ)ホンモノという「人」を勝手に選んで、受賞して頂いています

「モノ」や「商品」、「活動」にではなく、「人」に受賞して頂きます。

言うだけで何もしない人が多い世の中で、成果はともかく、いろんな行動を起こしておられることにこそ、価値があり、行動し続ける先にしか、結果は生まれません。

規格や基準の意味

本来、「品質」や「おいしさ」、「安心」、「安全」他の「価値」は、人と人とのつながりで証明してきたものです。「モノ」や「商品」の規格や基準は、より簡易且つ客観的にそのつながりを証明するために生まれました。「モノ」や「商品」が、何かの「規格」や「基準」をクリアしたことよりも、その「モノ」や「商品」の背景や、つくり手、担い手がどれだけ魅力的で、信頼できる人物であるかどうかの方がはるかに重要ではないでしょうか?

140418しろたまり

「しろたまり」は「白しょうゆ」ではない!?規格って…

例えば、愛知県碧南に本社がある日東醸造の「しろたまり」は、社長の蜷川洋一さんが、先代の志を引き継いで、小麦、塩、焼酎、水、麹菌だけで真っ当につくった素晴らしい「白しょうゆ(とは表示できない)」なのに、原材料に大豆を1粒も使っていないので、食品表示法の規定により、「醤油」ではなく、「小麦醗酵調味料」と表示されています。

1.COREZO(コレゾ)「創業時の風味を復活!おいしい仕込み水と空気、環境がある山間の閉校活用のしろたまりづくり」賞

蜷川 洋一(にながわ よういち)さん

逆に、大豆1粒でも使っていれば「醤油」と表示でき、「本来の醤油」の原料は、大豆、小麦、塩、水、麹菌だけのはずが、今や、それ以外に、認可されているアミノ酸液、ブドウ糖果糖液糖、醸造用アルコール、増粘剤、カラメル色素他、色んなものを添加しても「醤油」と表示できるのです。さらに、「醤油」の原材料に遺伝子組み換えの大豆を使っても、それを表示する義務はなく、同じく、遺伝子組み換え表示義務のない「油」を化学薬品で抽出した後の「脱脂加工大豆」が多く使われているそうです。

ここで合成添加物の安全性についての議論をするつもりはなく、添加物の使用が劇的に増えたのは戦後で、長くて70年程の歴史しかなく、日本の伝統食は、どれも少なくとも数百年単位の壮大な人体実験の結果が出ています。

住宅の世界では、合理化の名の下、建築基準法に基づく検査はマニュアル化され、検査官は、使われている金物の数で適法かどうかを検査しているそうで、工務店の作業所でホゾや仕口の深さや大きさ、墨付けが正確か否かを判断できる人材の育成はしないし、マニュアルにないことをされると、判断できないので、伝統構法はカヤの外に追いやられているそうです。

2.COREZO(コレゾ)「伝統構法一筋、日本伝統の建築技術を守る気はあるのか!建築行政に喝を入れ、若手大工を育て続ける棟梁」賞

島崎 英雄(しまざき ひでお)さん

また、本来の「寒天」の原材料は、「天草(テングサ)」だったはずですが、現在の食品表示法の規定では、「海草類」という表記でよく、「天草」以外の海草(オゴノリ等)を使っても何の問題もありません。

3.COREZO(コレゾ)「両親と共に、本来のテングサ(天草)100%、伝統製法によるホンモノの天然糸寒天を守り、つくり続ける兄弟」賞

小笠原 義雄(おがさわら よしお)さん

「順位も格付けもなし」・・・、「七なし」のCOREZO(コレゾ)「六でもない」賞

「人」にはその「人」にしかできないことがあり、それをやっておられる人を表彰しているので、他と比較するのは不可能ですから、「グランプリ」、「金賞」、「銀賞」等という、順位も格付けもなく、その受賞者だけのCOREZO(コレゾ)賞を受賞して頂きます。

さらには、何の得にもならないので、「利権なし」、「他の否定も批判もなし」、その上、受賞者と賛同者の皆さんの「ココロ」が通じ合えば、「言うことなし」の、合わせて「七なし」のCOREZO(コレゾ)「六でもない賞」なのです。

10回目以降は、「YOKUZO(ヨクゾ)◯◯回受賞」としても表彰

また、先に受賞したかどうかも、なんの作為もなく、たまたま、ご縁があって、先にお目に掛かれただけのことで、それよりも、「継続こそ力なり」で、取り組み・活動を続けておられる「人」こそ、COREZO(コレゾ)「財(たから)」の「人財」なので、毎年、何回でも繰り返して受賞して頂きます。

延べ150名以上の受賞者の顔ぶれこそが、COREZO(コレゾ)賞の唯一の価値

この賞に価値があるとするならば、受賞して下さったひとりひとりの皆さんの顔ぶれ、ひととなり、活動こそがその全てです。

定年後に故郷に戻って、棚田の風景を再生された方、種採り農家を復活させた方、地域ボランティアに地道に取り組んでおられる方、等々、地域・生活に密着した「食」、「住」、「衣」、「文化」をはじめ、あらゆる分野、業種、職種他で、2012年度から始めて、すでに、延べ150名以上の方々に受賞して頂きました。

それらの皆さんの「考え方」、「行動」、「活動」には、私たちがこれからを生きるヒントや知恵が溢れています。

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