八丁味噌のGI問題とは?
八丁味噌は豆味噌の一種だが、豆味噌=八丁味噌ではない 岡崎城から八丁(約870m)の位置にある八丁町と云う地名が由来 江戸時代初期からカクキュー八丁味噌とまるや八丁味噌の2社は、木桶で仕込み、 2年以上熟成させる他の伝統製法を守り、作り続けてきた 農林水産省は、「地理的表示保護制度の導入を通じて、それらの生産業者の利益の保護を図ると同時に、農林水産業や関連産業の発展、需要者の利益を図るよう取組を進める」としながら、似て非なる愛知県産の豆味噌をGI制度の「八 丁味噌」と定義し、「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」にGI登録を与えた結果、同組合に加盟しない老舗2社(八丁味噌協同組合)は、「八丁味噌」の名称が 使用できなくなる 長年、しのぎを削って「八丁味噌」の伝統製法を守り続けてきた老舗2社にとっては、農水省GI制度での「八丁味噌」の定義は、寝耳に水の話であり、全く容認できない シャンパーニュ地方産以外のスパークリングワインにシャンパンと名乗ることを認めるのと同じで、伝統的な食文化と地理的表示を消滅させる愚行 消費者にとって、伝統的な「八丁味噌」を食せなくなる危機的状況である
登録産品紹介(登録番号第49号) 登録番号 第49号 八丁味噌
八丁味噌写真
特定農林水産物等の区分 第27類 調味料及びスープ類 豆味噌
特定農林水産物等の生産地 愛知県
登録生産者団体 愛知県味噌溜醤油工業協同組合
特定農林水産物等の特性 赤褐色で色が濃く、適度な酸味、うまみと苦渋味といった他の味噌にない独特な風味を有する。愛知県民の濃い味を好む嗜好と相まって「名古屋めし」の代表的な調味料として定着。 地域との結び付き 愛知県は高温多湿な気候であり、製麹過程で腐敗しやすい自然条件の下で、天保、弘化、嘉永頃(約200年前)には、塩と大豆を用いて安全に味噌作りができる味噌玉作り製法が定着した。気温が高いことにより、熟成において大豆の分解が進みやすい。高温多湿な環境では、塩分・栄養価の高い味噌が好まれた。
カクキュー八丁味噌とまるや八丁味噌の2社がつくるホンモノの八丁味噌
カクキュー八丁味噌とまるや八丁味噌の2社は、 江戸時代初期から木桶仕込み、2年以上熟成他の伝統製法を守り、 約50年前から欧米を中心に「八丁味噌」を世界に広めてこられました。 何の利権があるのか知りませんが、役人がつくった法律によって、 伝統製法でつくられてきたホンモノの八丁味噌が食せなくなる危機的状況です。 このままでは、日本が世界に誇れる伝統的な食文化と地理的表示が消滅します。
2社の署名活動に協力して、消費者の声も国に届けましょう!
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