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COREZOコレゾ 「和を世界に!楽しいことをやりたい!から帆前掛けに出会い、需要を創り出して、日本の優れたものづくりを世界に拡げる縁の紬人」 賞
西村 和弘(にしむら かずひろ) さん/前掛け専門店 エニシング
プロフィール
東京オフィス;東京都港区元赤坂/前掛けファクトリー;愛知県豊橋市
有限会社エニシング 代表取締役社長
帆前掛け 製造・販売
YouTube動画 COREZOコレゾチャンネル
「帆前掛けとは?日本で唯一の『前掛け専門店』」西村 和弘(にしむら かずひろ)さん/エニシング①
「100年前の織機で織る前掛けの特徴と魅力」西村 和弘(にしむら かずひろ)さん/エニシング②
「楽しいことをやりたい!エニシングのこれから」西村 和弘(にしむら かずひろ)さん/エニシング③
受賞者のご紹介
帆前掛けとは?日本で唯一の「前掛け専門店」
西村 和弘(にしむら かずひろ) さんは、日本で唯一の『前掛け専門店』である有限会社エニシングの代表取締役社長。
「帆前掛け」とは、かつて、米屋さん、酒屋さん他の商店の人達が、酒や醤油の瓶が入った木箱他の重量物を運ぶ際に、ズボンの汚れや摩擦での傷みを防ぎ、また怪我をしないように腰に巻く業務用作業着として重宝されてきた。また、味噌や醤油、酒造メーカーさん他では、作業着としてだけでなく、お得意先に配る名入手ぬぐいの少し上等版としての需要もあった。
一大生産拠点であった豊橋では、最盛期には年間200〜250万枚生産されていたが、近年、徐々に需要が減っていき、2000年代の初め、西村社長がこの前掛けに出会った頃には、ほとんど需要は無くなってしまっていたそうだ。
100年前の織機で織る前掛けの特徴と魅力
前掛け生産を依頼していた豊橋の織工場が廃業されることになり、織機を引き継ぎ、自社生産することになった。
今や世界に名だたるトヨタ自動やスズキが当初、自動織機のメーカーだったのをご存じなのは、かなり年配の方ぐらいかもしれないが、Anything(エニシング:縁+ing)さんでは、それらの企業の創業者である豊田佐吉さんや鈴木道夫さんが開発した100年前の織機を使って前掛けを織っておられる。
その独特の風合いとは?
楽しいことをやりたい!エニシングのこれから…、目のつけどころがめっちゃ〇〇〇〇やね!
豊橋の工場にショールームや交流できる場をつくりたい、ヨーロッパに拠点をつくりたい、ものづくりのネットワークをつくりたい…、西村社長の夢は拡がる。
「楽しいこと、おもしろいことだから続けられる。日本国内で需要がなくなったものでも、新しい価値を見出し、世界に市場を拡げて、ファンやリピーターを増やして需要を創り出せば、日本の伝統的なものづくりには大きなチャンスがある。」と、西村社長。
本年1月、海外向け通販サイトを開設されて、チリを始め、「えっ、こんな国の方から」という注文が入るそうで、市場は無限のように拡がる。
西村社長、目のつけどころが〇〇〇〇やね!
COREZOコレゾ 「和を世界に!楽しいことをやりたい!から帆前掛けに出会い、需要を創り出して、日本の優れたものづくりを世界に拡げる縁の紬人」 である。
動画取材;2021.09.
文責;平野 龍平
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