ホンモノとマガイモノ

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140423ヤマロク鶴醤

真っ当で当たり前なことをごく当たり前に続けること

自然の摂理と人の道理に反することなく、社会に責任を持って、真っ当で当たり前なことをごく当たり前に続けている人たちこそがホンモノであり、ホンモノは、ホンモノのつくり手、担い手にしかつくれません。

マガイモノは、ホンモノを真似てつくった似て非なるものです。

「経済」と「効率」、「利便性」や「快適性」を最優先する現代社会では、ホンモノは絶滅の危機

現代社会では、「経済」と「効率」、「利便性」や「快適性」が最優先されて、企業はこぞって規模の拡大、グローバル化やユニバーサル化を図り、工業化や規格化、画一化が進んで、価格もどんどん下がり、誰もが購入できるモノが増え、消費者にも大きな恩恵をもたらしました。

しかし、その一方で、原材料を吟味し、手間ひまを惜しまず、真面目につくられてきたホンモノは、次から次へと大量に生み出される安直なマガイモノに席巻され、絶滅する危機にあり、日本の伝統文化や産業、知恵や技、それらを育んできた日本人の心や価値観や地域性、独自性も失われつつあります。

生活者と消費者、人類と類人猿

私たち生活者は、生産者(企業)の論理で大量生産されたモノの消費を担当するだけの消費者になり下がり、結果として、ブランドや企業名、見てくれのデザイン、価格ばかりに目がいって、原材料や製法、技術、背景にあるつくり手の思いやこだわりには関心が薄れていきました。

人類と類人猿の違いは、食物や道具を創れるか創れないかだそうですが、生産に参加することがなくなった生活者は、単なる消費者となり、モノをつくったり、見立てたり、誂えたりする生活技術も失い続けているのです。

GNP約500兆円の日本で11兆円分もの食品が廃棄されています

いつの間にか大手流通チェーンではプライベートブランドが幅を利かせ、売っている食品は日本全国どこでも同じになってしまって、私たちは、知らない間にホンモノを選択する権利や自由を失い、ホンモノを知らない人が増え続け、安価な大量生産品は使い捨てられ、食品廃棄物に至っては、年間11兆円を超え、醤油は年間生産量の半分以上が廃棄されているそうです。

きっと、ミネラルウォーターより安いスーパーの特売で売られている醤油などは、捨ても惜しくないのでしょう。

食品偽装や異物混入等々の問題にしても、どうしてそんなに安いのか、どうしてそうなったのか、根本的な原因や要因を考えもせず、その企業を信頼していたのに、と云うだけで、思考停止してしまう消費者の無関心さの方が問題ではないでしょうか?

ホンモノをつくるのも、ゴマかして、マガイモノをつくるのも「人」

ホンモノをつくるのも、ゴマかして、マガイモノをつくるのも「人」なら、地域や文化をつくるのも、壊すのも「人」です。ホンモノは、その道を極めるホンモノの「人」にしかつくれません。

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