原 拓生(はら たくお)さん

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COREZOコレゾ「地域の気候、風土を最大限活用して、新品種開発にも取り組み、手間を惜しまず、多品目栽培でみかん農家の未来を拓く、原農園七代目」賞

原 拓生(はら たくお)さん

プロフィール

和歌山県田辺市

紀州原農園 七代目

受賞者のご紹介

周年で収穫、出荷できるよう、少量、多品目栽培

原拓生(はらたくお)さんは、紀伊半島中南部西側に位置する和歌山県田辺市にあり、温暖な気候を利用して、60種類近い柑橘類と梅を栽培する原農園の7代目。

みかんの栽培には、斜面が適しているそうで、山あいの急勾配の斜面を切り開いた段々畑で、柑橘類が育てられている。

この辺りでは、昭和47(1971)年のみかん大暴落以降、単品目、大量生産から、リスク回避と周年で収穫、出荷できるよう、少量、多品目栽培に切り替え、取り組んでこられたそうだ。

訪問したのは、2018年の2月だったが、レモン、はるみ、文旦、ネーブル、せとか、あまか、長実金柑、ポンカン、伊予柑、春峰、はるみ、はっさく、三宝柑、黄金柑、デコポン、せとか、仏手柑、グレープフルーツ、…等々、聞いたこともない品種も数多くあり、その時の食べ頃、また、旬の前後の柑橘を次から次から、切り採って、食べさせて下さった。

同じ柑橘でも種類によって味が違い、今までに味わったことない風味の柑橘や未だ出荷していない開発した新種の柑橘等々を試食させてもらって、めちゃくちゃ、美味しく、楽しい思いをした。

水はけが良く、実に陽が良く当たることで、甘いみかんができるそうだが、斜面には重機を入れることができないので、剪定、施肥、除草、摘果作業、さらに殺虫剤はできるだけ使いたくないため、害虫駆除等々、日々の手入れや世話は、全て手作業になる。

エコファーマー認定

2001年、エコファーマー認定(和歌山県)を紀南地域で初めて受け、環境にやさしい農業に取り組んでおられる。

具体的には、除草剤は一切使わず、魚粕、菜種油、骨粉など、無化学肥料のみを使用して、カラーリングやワックスも使わず、剪定くずは、堆肥として再利用するそうだ。

柑橘の種類、収穫時期によっては、実を食べにやって来るヒヨドリや温暖なこの地方にも訪れることがある寒波対策として、果実一つ一つ、丹念に袋掛けするとのこと。

機械選果すると、みかん本来の風味が損なわれるため、収穫したらその状態のまま、手で選り分けて箱詰めして出荷される。

スーパーなどで並ぶ商品とは異なり、収穫してから届くまでの日数が非常に短いので鮮度が違う。

詰め合わせのセット

後日、詰め合わせのセットを送ってもらったのだが、実に1~2枚残してある葉が生き生きとしていて、鮮度に対するこだわりと美味しい柑橘を食べてもらいたいという、思いが伝わってくる。

これだけ手間ひまを惜しまず、栽培、収穫、出荷されているのだから、美味しいに決まっている。

例えば、レモンは、輸入レモンとは別モノで、ほのかに甘く、爽やかな酸味と香りがあり、ウイスキーやジン、ウォッカのソーダ割りに絞ると、絶品の旨さで、ついつい飲み過ぎてしまった。

使いきれなかった半分をラップして、冷蔵庫に入れたまま、2週間以上経って思い出し、しなびてカビが生えているだろうと思っていたら、まだまだみずみずしく、風味も充分に残っていたのには驚いた。

東京や大阪の高級ホテル、ミシュランの星獲得店や有名店からの引き合いが絶えない

東京や大阪の高級ホテル、ミシュランの星獲得店や有名店からの引き合いが絶えず、コラボレーションメニューに協力することもあるというのも頷ける。

拓生さんのお父さまの原和男さんは、梅栽培、柑橘栽培の達人だそうで、さすが、血を引いた後継ぎ息子さんである。

COREZOコレゾ「地域の気候、風土を最大限活用して、新品種開発にも取り組み、手間を惜しまず、多品目栽培でみかん農家の未来を拓く、原農園七代目」賞

最終取材;2018.03.

初稿;2018.08.

最終更新;2018.08.

文責;平野龍平

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